不忍通りのうち北は千駄木二丁目交差点、南は根津一丁目交差点までの約450mの範囲に成立した商店街です。
古くは木造の低層の店舗が並んでいましたが、不忍通りに面する建物は殆どがビルになっています。これは万一の火災の際に延焼を防ぐため、建物がビル化されたとのことです。商店街名はは旧町名の根津八重垣町に由来し、この町名は根津神社の祭神である素戔嗚尊が詠んだとされる和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」に由来するとされます。これはスサノオが妻クシナダヒメを伴い、出雲国(現在の島根県東部)の須賀(すが)という土地に宮を建てたときに詠まれた歌とされています。