東は鴨川東岸の熊野道から、鴨川で中断し、西は堀川通までの通りです。寺町通で南北ずれています。
古くは鴨川に橋があり東西繋がっていましたが、1935(昭和10)年6月の豪雨により大洪水が生じ橋が流出しました。これを期に鴨川の大規模な河川改修が進められました。すぐ南のニ条もこの時に流されましたが、橋は架け替えられました。一方、夷川通は遂に橋が架け替えられることなく跡地には「夷川飛び石」と呼ばれる飛び石が敷かれています。もっとも、夷川通と思って渡るには全く向いていません。東側には階段がなく夷川通と直接繋がっていないことや、石の間隔が広く安全でなく、あくまで遊び場です。鴨川は一級河川なので国有地になりますが、この飛び石は国道指定はされていません。
鴨川の西岸は飛び石からそのまま上がれる河川敷の階段があり西に並行する人口水路 みそそぎ川を渡る橋が架かりますが、この橋の西詰から市道 夷川通(2)が始まり、二条城の東側、堀川通で終端しています。