宮城県石巻市末広町(双葉町交差点) (国道398号)

宮城県石巻市緑町2丁目 (国道398号)

国道398号のバイパス機能をもつ県道です。
元々は石巻市末広町から鹿妻地区を経て女川町中心部を結ぶ県道でした。これが路線名「石巻女川線」の由来です。
1982(昭和57)年4月1日に石巻女川線の一部とその周辺道路を含めて国道398号に昇格したことで、残った部分が現在の県道240号となり、これが現在では石巻市末広町から鹿妻地区を結ぶ県道となった由来です。しかし「石巻」「女川」線という名前の機能はなお有しているらしく、後述するように新たな都市計画道路として周辺道路が県道240号として建設されています。

旧北上川に架かる日和大橋は1979(昭和54)年7月20日に日和大橋有料道路として開通し、2000(平成12)年8月1日に無料開放されました。有料だった頃は、課金を嫌がる車により国道398号は大渋滞していましたが、無料開放後は交通が分散され渋滞は解消しています。
2011(平成23)年3月11日に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」に伴う津波で海岸付近の区間が壊滅したため「都市計画道路 門脇流留線」(門脇区間、南浜区間、魚町区間)が復興財源を活用して県道240号として建設され、南浜工区と魚町区間が消滅したかつての県道240号のルートに対応します。なお、湾岸を東西に走る門脇区間から西は県道247号として「都市計画道路 矢本門脇線」が建設され直結されており、西端で県道43号を介して国道45号と繋がっています。
また万石浦の東岸に国道398号のバイパスとして新道が建設されており、万石浦を渡る橋「浦宿橋」とその周辺区間、および新道と国道398号女川バイパスが接続する付近も、復興財源を活用して県道240号の「浦宿道路改良事業」として建設されています。