京都府京都市左京区静市市原町 (府道38号 現道・重複/府道40号)

京都府道38号京都広河原美山線のバイパスの一つで、現在ではこれが現道です。
この新道の説明の前に旧道の配線を知る必要があるでしょう。旧道は御薗橋西詰交差点から御薗橋を渡り加茂川東岸を北上、上賀茂朝露ヶ原町交差点で東に進路を変え、柊野別れ交差点を経て御生山 (丸山)および京都ゴルフ倶楽部 上賀茂コースの西を北上し、府道40号などと合流して更に北上、市原駅の西を経て、市原バス停の西にある十字路までの区間でした。
これに対して市原バイパス(現道)は、御薗橋西詰交差点からそのまま加茂川西岸を北上、志久呂橋を渡り加茂川東岸を北上し、高橋で再び加茂川西岸に移り更に北上、十三石橋で加茂川を渡り東進し、市原大橋で加茂川の源流の一つである鞍馬川を渡り、市原バス停の西にある十字路で現道と合流するまでの区間です。

市原バイパス区間は、かつては京都バスの路線バスが走っていました。が、沿道のうち北側は殆ど山であり民家がないこと、南側の住民もそもそも市原に行く需要が殆どなかったらしく誰もバスに乗らないため事実上の廃止、春分の日に年1回だけ運行される免許維持路線となって現在に至っています。かつては往復ありましたが現在では市原から南に下る路線のみ残存しており、この日だけは概ね小型バス2台が連なるくらいの乗客で運行しています。