JR草津駅の再開発で東口に建造された商業施設と高層住宅の複合ビルで、うち低層部が商業施設が「エルティ932」(Lty932)として1989(平成元)年4月1日に開業したのが始まりです。運営管理は、草津市などが出資する第三セクター「草津都市開発株式会社」により行なわれています。
開業時点ではヒカリ屋を核店舗として様々なテナントが入居していました。しかしその後、草津駅周辺は大きく発展します。西口に1996(平成8)年3月26日「エイスクエア」という大型ショッピングモールが開業、また1997(平成9)年9月5日にはエルティ932と同じ東口に草津近鉄百貨店(後の中部近鉄百貨店を経て現 近鉄百貨店)が開業するなど競合店が次々と開業したことで、業績が低迷するようになりました。
結果「ヒカリ屋草津店」は閉店します。地下1階から4階まであった全跡地は不動産業者の「ミキシング」が取得して、「阪急オアシス草津店」を核店舗として「ガーデンシティ草津」を開業させました。これを期に「Lty932・ガーデンシティー草津」が連名で併記されるようになっています。
なお、「ミキシング」がその後経営破綻します。その後どのように運営が続いているのか詳細は不明ですが、テナントの出店申し込みについては、Lty932の敷地は「草津都市開発株式会社」が、ガーデンシティ草津の敷地は「ガーデンシティ草津運営管理室」がそれぞれ担当しているとのことです。