ダイヤモンドシティ(現イオンモール)と近鉄百貨店との共同出資「ダイヤモンドファミリー」によって建設され、1972(昭和47)年3月14日に「奈良ファミリー」として開業したのが始まりです。当時は近鉄百貨店奈良店とジャスコ奈良店(現 イオンスタイル奈良)の2核店舗に加えて専門店街があるほか、ボウリング場、屋上遊園地などを有する昭和らしいショッピングセンターでした。
その後、西大寺地区は都市化が進み消費者ニーズも大きく変化したことや、近隣に立地していた奈良そごう(そごう閉店後はイトーヨーカドー奈良店、その閉店後の現在はミ・ナーラ)との差別化を図るため、全面建て替られて1992(平成4)年11月14日に「ならファミリー」として開業しました。なお、再建中は駐車場に仮設店舗が建てられていました。
2002(平成14)年から順次全面改装が始まり、近鉄百貨店と専門店街が順次リニューアルされました。また近鉄百貨店は運営から手を引きダイヤモンドファミリーはダイヤモンドシティに吸収合併された後、イオンリテールに吸収されたり、核テナントのうちジャスコがイオンに変わった後イオンスタイルとなりました。
専門店街については、2016(平成28)年4月に再び全面改装され、新専門店街「zoro」としてリニューアルされました。
つまり、内部の店舗は「近鉄百貨店」「イオンスタイル」「zoro」のいずれかに属しています。ちなみに銀行ATMとしてイオン銀行とセブン銀行がありますが、イオン銀行はイオンスタイル内にあり、セブン銀行は(当然イオンに置くことはできないので)近鉄百貨店に設置されています。