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丹波の里 やまがた屋
施設
丹波の里 やまがた屋たんばのさと やまがたや
所在地
京都府船井郡京丹波町蒲生八ツ谷46番地地番
説明
かつて存在したドライブインです。
歴史
当初は何も無いこの地に観光バスが止まるようになったことで、1961(昭和36)年4月にドライブインの原型となるトイレ併設の食堂兼売店が開店したことに始まります。
当時はまだ舗装もされていない砂利道の国道9号で、利用客はトラック運転手が多かったとされます。やがて1964(昭和39)年に国道9号が拡幅され、1970年代には自家用車が普及し京都市内から日本海側へ海水浴に行く観光客が増え始めます。この頃が「ドライブイン」の最盛期となりました。当初は小さな店も時代とともに拡大され、広い駐車場を持つ大型ドライブインへと進化し、賑わいました。
観光客向けに店内には京都や福井の名産品や土産物などの売店がありました。ちなみにここに福井の産物が並んでいたのはここが「鯖街道」で、福井県小浜から京都まで海産物(主に鯖の塩漬け)を運ぶための街道だったことに由来します。
しかし転機は1980(昭和55)年前後に訪れます。観光バスの性能向上で休憩が不要になったり、競合となる「ファミレス」「コンビニ」「道の駅」が一気に増え始めます。結果この頃からドライブインは淘汰され廃業する店が多く出始めました。ちなみに自家用車の普及とロードサイド店の増加が消費者のスタイルを大きく変え、商店街が衰退するのもこの時期になります。
やまがた屋は時代に乗る道を選び、1982(昭和57)年3月に大改装を遂げ大規模な食堂と売店を備えました。この時に団体バスに加えて自家用車の駐車場も大幅に増やされ観光バスの客だけでなく自家用車の客をターゲットに加えつつ、テナントとして「ミスタードーナツ」、ハンバーガーの「サンテオレ」、そして「セブン‐イレブン」が開店したことで、地元の人もよく利用していたとされます。
しかし、国道9号バイパスとして「京都縦貫自動車道(国道478号)」が開通すると車の流れが大きく変化しました。国道9号を使って長距離移動する車は大きく減り、帰結としてやまがた屋の客も大幅に減ることになりました。セブン‐イレブンやサンテオレはいつの間にか閉店し、やまがた屋自体も閉店を決定、ミスタードーナツもやまがた屋とともに閉店することになりました。

この施設は、2020(令和2)年11月30日で閉業しています。

この情報は、2012(平成24)年頃時点でのものです。現在では状況が変化しています。

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