広島城
広島の城
施設
広島城
Hiroshima Castle (言語:en)
Hiroshima Castle (言語:en)
公式サイト
所在地
説明
広島城は、かつて毛利輝元が太田川河口のデルタ地帯に築いた平城です。
大きく、三の丸、二の丸、本丸下段、本丸上段に分かれており、現在の広島城址は本丸下段に祖国の英霊を祀る広島護國神社、本丸上段に天守閣があります。いずれも戦後に建てられたものです。
観光の目玉は天守閣ですが、広島護國神社も初詣などで県市民に愛されています。
大きく、三の丸、二の丸、本丸下段、本丸上段に分かれており、現在の広島城址は本丸下段に祖国の英霊を祀る広島護國神社、本丸上段に天守閣があります。いずれも戦後に建てられたものです。
観光の目玉は天守閣ですが、広島護國神社も初詣などで県市民に愛されています。
補足
別称は「鯉城」(りじょう)で、城の一帯がかつて「己斐浦」(こいのうら)と呼ばれ、この「己斐」は佳字で改名された瑞祥地名でありその昔は「鯉」と呼ばれていたことに由来するとされています。また他説では、堀に多くの鯉がいたためとも、黒い天守が鯉の色に見えたためともされています。この縁もあり市内には鯉城や鯉を冠する名前が多くあるほか、広島を本拠地とするプロ野球チームの広島東洋カープも、鯉の英語カープ(carp)からその名が付けられています。
歴史
1871(明治4)年に廃城となって以降も天守はじめ城郭建築は残存していましたが、アメリカにより落とされた原子爆弾(リトルボーイ)により全て倒壊しました。従って本物は既に残っておらず、現在見られる城郭建築の全ては戦後に再建されたものです。
広島城は場所ごとに土地・建物の所有者が異なりますが、本丸(上段)と天守閣は文部科学省所管の行政財産となっています。財務省所管(普通財産)となる二の丸の表御門、平櫓・多聞櫓・太鼓櫓はそれぞれ木造で再現されていますが、この天守閣は鉄筋コンクリート造で再建されています。
また広島護國神社も当初は他の場所にありましたが原爆で消滅、復興奉賛会が結成され県民より淨財を募り当地に新社殿が造営されて復活しました。平成になり県市民や地元企業の奉賛により社殿の建て替えが行なわれています。
広島城は場所ごとに土地・建物の所有者が異なりますが、本丸(上段)と天守閣は文部科学省所管の行政財産となっています。財務省所管(普通財産)となる二の丸の表御門、平櫓・多聞櫓・太鼓櫓はそれぞれ木造で再現されていますが、この天守閣は鉄筋コンクリート造で再建されています。
また広島護國神社も当初は他の場所にありましたが原爆で消滅、復興奉賛会が結成され県民より淨財を募り当地に新社殿が造営されて復活しました。平成になり県市民や地元企業の奉賛により社殿の建て替えが行なわれています。
補足
再建から70年弱の年月が経過して老朽化した天守閣は、雨漏りが生じ、また震度6強以上の地震に耐えられないと判断されるなど耐震性の問題がでてきました。
このため2025(令和7)年度後半で天守閣は閉鎖され、拝観できなくなる予定です。広島市は「耐震工事による延命措置」か、大がかりな「木造復元」の二択で検討しているそうです。
耐震工事は工期6年で費用は1.4億円〜9.8億円と早く安く済みますがそれでも建物の寿命はあと30年とされます。
一方の「木造で復元」は数十年掛かる上に約86億円と試算されました。ただ完成後は30年より更に長く広島の観光名所となるだろうことに疑う余地はないものの、木造復元に成功したのはこれまでに「白石城」(宮城県白石市)、「白河小峰城」(福島県白河市)、「新発田城」(新潟県新発田市)、「掛川城」(静岡県掛川市)、「大洲城」(愛媛県大洲市)の5例のみです。これに名古屋城(愛知県名古屋市)が続くことを計画していますがリアルな再現よりエレベーターを要求されたり、当時存在しなかったエレベーターなど絶対に付けず当時のありのままの姿の再現を追求すると市長が反論するなどで紛糾したようです。広島城が6例目に続くことが出来るのかは現時点では不明ですが、広島城については1945(昭和20)年まで建っていたことが幸いして多くの写真があり、運良く図面も残されているため当時の姿をリアルに再現できる可能性があります。
このため2025(令和7)年度後半で天守閣は閉鎖され、拝観できなくなる予定です。広島市は「耐震工事による延命措置」か、大がかりな「木造復元」の二択で検討しているそうです。
耐震工事は工期6年で費用は1.4億円〜9.8億円と早く安く済みますがそれでも建物の寿命はあと30年とされます。
一方の「木造で復元」は数十年掛かる上に約86億円と試算されました。ただ完成後は30年より更に長く広島の観光名所となるだろうことに疑う余地はないものの、木造復元に成功したのはこれまでに「白石城」(宮城県白石市)、「白河小峰城」(福島県白河市)、「新発田城」(新潟県新発田市)、「掛川城」(静岡県掛川市)、「大洲城」(愛媛県大洲市)の5例のみです。これに名古屋城(愛知県名古屋市)が続くことを計画していますがリアルな再現よりエレベーターを要求されたり、当時存在しなかったエレベーターなど絶対に付けず当時のありのままの姿の再現を追求すると市長が反論するなどで紛糾したようです。広島城が6例目に続くことが出来るのかは現時点では不明ですが、広島城については1945(昭和20)年まで建っていたことが幸いして多くの写真があり、運良く図面も残されているため当時の姿をリアルに再現できる可能性があります。
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広島城 天守閣
広島県 🏞公園
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