この建物はレインズインターナショナルが展開するレストランのうち3ブランド、1階に「しゃぶしゃぶ温野菜」と「牛角」、2階に「かまどか」が入っていましたが、全て閉店し、うち1階の牛角跡地に開業したのがこの「まいばすけっと」です。

店の前の道路は「ニホニウム通り」と命名されています。

理化学研究所和光研究所(理研)の森田浩介博士を中心とする研究グループにより原子番号113番の新元素の合成に成功し、2016(平成28)年11月30日に国際純正応用科学連合(IUPAC)により新元素の名称は「ニホニウム」と決定しました。この偉大なる功績を記念し、同年12月、和光市の定例市議会は速やかに駅前から理研までの「市道113号線」を認定し、また公募によりこの市道に「ニホニウム通り」と命名され、埼玉県ふるさと創造資金の補助を受けて整備されたことにちなみます。

ニホニウム通りは和光市の南口駅前に置かれた理研から寄贈された記念碑をスタート地点に、店舗前を東進し丸山台交差点で外環道沿いに南下、その先にある理研までの間、歩道上に原子番号1の水素から順番にパネルが埋め込まれ、理研の入口前には特大の113ニホニウム路面板が置かれ、更に先に現時点で発見されている原子番号118オガネソンまでパネルは続いています。

市は「世界的な発見の地であることを市民が認識することで、市への愛着と誇りを醸成するとともに、市民が理化学に触れる憩いの空間を創出する」ことを目標としているそうです。

和光市は都心に近いベッドタウンとして注目を集め、全国的には過疎化が進む地方都市にあってなお和光市は人口増加を続けており、なおかつ少子高齢化が進む現在、和光市も例外ではないものの、それでも30代前後の若年層が多く平均年齢が埼玉県内で最も若いという特徴があります。